「IoT(Internet of Things)」とは、従来はインターネットに接続されていなかった家電や自動車などを、ネットワークに接続することです。アプリや機器同士で連携することにより、今まで以上の機能を発揮します。近年、この分野は成長が著しく、IoTエンジニアに求められるスキルも、より専門性が高まっているのが実情です。
まず、これまでインターネットと関係なかった機器が通信システムを設けることで、どのように社会に貢献するのかを想像します。ここでは、優れたアイデア力や企画力が必要です。また、既存のデバイスやハードウェアに対する深い造詣と、プログラミング技術を併せ持っておくことも大事でしょう。
既存の機器にインターネット接続するシステムを付け加えるので、開発段階でトラブルやエラーが発生するかもしれません。あるいは、製品のリリース後に予期せぬバグが発生することも想定できます。そうした不具合に対して、冷静に原因を分析する問題解決能力、地道な修正作業を繰り返す忍耐力が求められるでしょう。
また、IoT機器はスマホアプリとの連携も重視されます。アプリ開発の経験があれば、プロジェクト内で活躍できるでしょう。もちろん、IoTエンジニアにもクライアントの希望を汲み取る理解力やプレゼン力、やり取りを円滑に進めるコミュニケーション力が不可欠です。このように、IoTエンジニアが仕事をするうえで求められるスキルは多方面にわたります。